銀行員に英語力は必要か?

~元メガバンク社員の妄想~

はじめに

こんにちはbondです。

このブログでは、銀行員のキャリアについて情報提供を行っています。

「メガバンクに入社が決まり、英語を勉強したほうが良いのか知りたいです」

という疑問にお答えします。

  • この記事の内容
    • 業務における英語の必要性と社員の英語力
    • メガバンクのキャリア(トップ層とその他層)

銀行員に英語力は必要か?

メガバンク社員における英語力の必要性について、多くの方々が疑問を抱きます。私も疑問をもちつつ何となく勉強していました。

10年メガバンクで勤務した私の理解をお伝えできれば幸いです。

日常業務での使用場面

そもそも、実際の業務で使用する場面はあるのでしょうか?

メガバンクの業務は主に国内で展開されており、英語が必要となるのは一部です。

ご参考までに日常業務で英語が必要とされる職種例を挙げてみました。

  • 海外拠点勤務(駐在)
  • 海外拠点の統括部署(経営管理)
  • 海外拠点の統括部署(事務管理)
  • IR部署(海外の機関投資家を訪問します)
  • 役員秘書室(役員の応対をするので必要)
  • 専門部署(プロダクツ、市場系、調査系。読み書き中心)

メガバンク社員の英語力

そんな普段英語を使わないメガバンク社員は皆英語が得意なのでしょうか?

現在、管理職登用基準にTOEICスコアを設定し英語力を評価する傾向がありますが、社員の英語力はまちまちです。

実際に勤務していた際は、大まかに以下に分類されていた印象があります。

  • トップ層(~1%):帰国子女、海外MBA(社費留学)
  • ミドル層(~20%):語学留学、海外駐在経験者、受験英語・学習熱心派(TOEIC900)
  • ボトム層:上記以外

※割合は筆者の個人的な印象です。

本部専門部署でもTOEIC400-500点台の人も結構います。

勿論仕事ぶりとは関係なく、300点台だけどめちゃくちゃ仕事できる、なんて人も。
(逆も然り。因みに私は逆でした 笑)

結論

日常業務で使わないとなると、翻訳ツールも利用できる昨今、通常業務を円滑にこなすだけであれば、英語力はそれほど必要とされないかもしれません。

しかし、メガバンク社員としてのキャリアを充実させるには英語力は不可欠です。背後にある理由についてはこれからお伝えします。

メガバンクのキャリア事情

まず、メガバンクのキャリア事情を簡単にお伝えします。

メガバンクの人材処遇方針はメリハリをつける傾向が強まっており、経営層(役員以上)を目指す少数のトップ層とその他層の二極化が進行しています。

会社の方針:メリハリをつけた処遇

以前は国内支店や大企業営業、本部専門部署などいずれの職種でも管理職に昇進できる可能性が高かったです。しかし、現在では経営効率化のため、管理職への昇進は狭き門です。
(2000年代後半~リーマンショック前の大量採用世代が管理職登用の時期に差し掛かっていることも影響している模様です)

一例でいうと、以前は花形であった国内大企業営業であっても管理職への昇進は難しくなっています。

トップ層のキャリア

  • 国内本部(~7年目)

正直どの部署にいてもトップ層は人事からピックアップされています。
若手は業務・自己啓発、とにかく何でも挑戦して部長や人事にアピールし続けることが重要です。
(なお、人事権を有しない直属の上司にアピールしても効果は限定的でしょう)

  • 海外MBA(~10年目)

MBA試験は大きな登竜門ですが、最低限の英語力(応募資格はTOEIC800前後)で応募できます。
実は選抜試験より人事評価が最も重要との噂です(某MBAスクール関係者談)。

  • 海外拠点(欧米)(~15年目)

欧米と記載しましたが、最低限、地域管理部署がある国(ニューヨーク・ロンドン・シンガポール等)に派遣され、現地スタッフや顧客と折衝できる人材に育ちます。

海外拠点横断のプロジェクトに関わると社内のグローバルネットワークも構築できます。
(米国・英国・アジアの3拠点の現地スタッフから顧客に共同提案させる、なんて時にグローバルネットワークが活きてきます)

  • 海外本部・国内本部(統括)

経営陣の命を受けて各種施策を推進することがミッションです。
順調に行けば晴れて管理職となっており、昼夜問わず働くことになります笑

  • 経営層(部長・役員)

経営層から上はMBA出身者・海外駐在者等、すでに経営陣の目に留まっている人材間のレースなので、
正直運やめぐり合わせです。(私が知らないだけですが笑)

トップ層以外のキャリア(こちらが大多数です)

  • 国内支店

法人・個人業務ともに、店舗人員削減による業務過多で疲弊している現場が多い印象です。
本部施策に振り回され毎日忙しいのが特徴ですが、最近は残業時間規制も厳しいので、早く帰れます。残業時間が少ない分、年収は本部勤務者よりは若干低くなるでしょう。

仕事が終わらないまま家路につくことを苦にせず、切り替えて副業に取り組めるメンタルの持ち主には合っているかもしれません。

  • 国内本部

国内支店ほどの毎日の忙しさはありません(業務は多いが長期プロジェクトが多い)。
残業時間規制に対して支店より寛容なため、残業代が年収を押し上げます。
ただし昼夜問わず働くため副業のためには相当な体力・タイムマネジメントが求められそうです。

最近は人事が専門性重視を打ち出していることで、本部志望の若手も多いと聞きます。
しかしながら、本部でも管理職になれる人は僅かです。

早めに転職しないと上司の引き留め(=自分がいる間は勝手知ったる人で業務を回してほしい)で
異動もできず、銀行内でのキャリアが詰んでしまう危険もはらんでいます。

  • 海外駐在

海外駐在になるパターンは2つあります。

  • 通常業務を頑張って上司から評価された人(頑張ったご褒美)
  • 英語を自発的に勉強してそれをアピールしまくった人(私はこちらでした)

待遇面は、家賃補助(ほぼ無料)、駐在手当、医療費全額補助、子供の帰国子女化、十分な現地給料(=外貨運用の原資 笑)と、正直国内で頑張っている人に比べて恵まれすぎています。

商社やメーカーと違って、殆どの拠点は主要都市にあるため、治安の心配が少ないのもメリットです。

結論

メガバンク社員としてのキャリアを充実させるには、トップ層は海外MBA、その他は海外駐在を目指すのがオススメです。また、海外駐在はキャリアを重視しない人にも十分魅力的な待遇でしょう。

まとめ:メガバンク社員は英語力を高めよう

この記事では、メガバンク社員にとっての英語学習の必要性をキャリアの観点から説明しました。

実際、メガバンク社員とはいえ、日常業務では使いませんし、使える人も少ないです。

しかし、その分少しやるだけでトップ層なら海外MBA→管理職→経営層、その他大多数の層でも好待遇の海外駐在への道が開けてきます。

自分がトップ層かどうかは入社直後はわかりません。
しかし、とにかく、最初のステップは最低限の英語力を身につけることです。

英語力を身につけておけば、海外MBAに行くもよし、海外駐在するもよし、あえて両方をしないという選択肢もどれでも好きに選べます。

メガバンク若手社員やこれからメガバンクへの入社を予定・検討される方は、
是非英語力を高めてキャリアを切り開いていってください!

長文の記事をご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました